輸入ワインが倉庫に届いてから
荷役バースからラベル貼付の作業台へ。倉庫に届いたワインの行き先をたどります。
荷役バースには、ストレッチフィルムで包まれたワインのパレットが並び、搬送を待っています。外から見えるのは箱の表示やパレット、入り数。作業台で箱を開けると、ワインのボトルと、これから貼るラベルが見えてきます。今回の写真は、輸入ワインが倉庫に届いた後のいくつかの場面を写したものです。

荷物が届いたら、まず現物を確認
荷受けでは入荷資料と現物を照らし合わせ、銘柄、規格、ケース数、1ケースの入り数を確認します。包装が違えば数え方も分けます。同じワインが何回かに分かれて届く場合は、入荷したロットも区別します。
箱がつぶれていないか、底が湿っていないか、パレットの荷が傾いていないか。これらも荷受けの際に見ておく点です。異常があれば、その場の写真と該当する箱を記録し、荷主と対応を相談します。保管や開梱、詰め替えが済んでからでは、届いたときの状態を確かめにくくなるためです。
ラックのどこに置いたか
写真のラックには、黄色い保管位置ラベルが並んでいます。保管位置は、いわば倉庫内の住所です。どの銘柄の、どのロットがどこにあるか。出荷するワインは、この情報を頼りに探します。

ワインにはヴィンテージの違いもあります。よく似た箱でも年号が違うことがあり、同じ銘柄でもケースの入り数が異なる場合があります。荷主が指定したロットを取り出すには、こうした区別が欠かせません。
パレットを動かしたり、数箱だけ取り出したり、保管場所を変えたりしたら、在庫記録も更新します。
作業台に立ち寄るワインも
近くで撮った写真には、開いた箱の中のボトル、箱の脇に置かれたラベル、ラベルを台紙から剥がす手元が写っています。ここではパレット単位、ケース単位だった作業が、ボトル1本ずつの作業になります。

ラベル貼付、印字、箱の入れ替え、ギフト包装は、荷主の依頼に応じて手配します。箱を替えるなら、どの箱を使うか、何本ずつ入れるか、元の包装を残すかを作業前に決めておきます。終わったら、完成品と残りの貨物、未使用の資材をそれぞれ数えます。
出荷は、その注文に合わせて
入荷したワインが一度にすべて出ていくとは限りません。パレットごと出荷する場合もあれば、小分けにして別々の配送先へ順次送る場合もあります。出荷指示に沿ってワインを取り出し、ヴィンテージ、規格、数量を確認して積み込みを手配します。

配送先や出荷数が変わったときは、顧客窓口と現場が同じ更新済みの指示を使う必要があります。その後、荷主から出荷したロットや数量、在庫の残数を聞かれたときも、記録を確認して答えられるようにします。
入庫を予定しているワインがあれば、銘柄、数量、到着予定日をお知らせください。ラベル貼付や箱の入れ替え、分割出荷のご希望も添えていただければ、事前に作業を相談できます。
貨物に合わせて、手配を決めていきましょう。